よせあつめブルース

1993年生まれ、B型の女が勝手気ままに書いてます

よせあつめブルース

お気づきになる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「よせあつめブルース」とは。

そう、カウボーイビバップの幻の最終回。

主人公スパイクの「突然だが今日で最終回だ」という言葉から始まる

COWBOY BEBOP SessionXX のタイトルです。

総集編として放送された幻の13回。

アニメ史上、地上波放映史上、最高の30分だったと思います。

私自身なんども見返しては勇気と希望をいただくのです。

なので今回ブログのタイトルにさせていただきました。

 

当時の事件や、アニメ業界でのショック(これはいわゆるポケモンショック)

の所為、惜しくも地上波放送ではシーンカットの嵐でした。

その後WOWOWでの放送で本当の最終回である24話まで放送はされたのですが、

この時の悔しさといったらなかったのだと思います。

見ている私たちも悔しいし、話が途切れ途切れで、理解できるものも理解できない。

そんな中総集編と題し、切り貼りした映像と

本編とは脈絡のないキャラクターたちの語りだけで

社会に対しての規制やカットに対する抗議、暗喩を行ってみせたのです。

もうその言葉ことばが全て胸を打つんです。本当に。

カウボーイビバップには本編の中にもたくさんの名言がありますが、

よせあつめの言葉たちは平気で越えてきますよ。

 

中でも、よせあつめブルースで異彩を放つのはやはりエド

エドワード・ウォン・ハウ・ペペル・チブルスキー4世。

私は彼女が大好きです。

 

Part 4 「無情の世界」での最後の節

「しんりはあると思って探すとないですが、ないと思って探すとやっぱりないです。ほしいものは、手に入らないですが、いるものが手に入りました!」

 

もうこれこそが真理。真理なのですよ。

求め過ぎてしまったって逃げていくばっかりで、

でも本当に必要なものはきっと近づいてきてくれるものなのです。

 

また、最後のシーン。突然流れ始めてくる

SHAKKAZOMBIEの「空を取り戻した日」

これも最高です。

 

こんなことがあり、制作に携わっていたスタッフ数名は

サンライズから独立し、ボンズを立ち上げました。

それだけ思いが強かったのだろうなぁと思います。

なので私、このボンズという会社が大好きで、

作られているアニメも素晴らしいものが多いです。

最近の作品になりますが、ボンズが制作した「血界戦線」に

ここに繋がるお話があるのでまた次回書かせていただきたいと思います。

 

 

この「よせあつめブルース」は当時の一回きりの放送で、

ディスク化も再放送もされていません。

いくつか上がっていた動画は既に消されてしまっているものが多いです。

(残っていたとしても画像がとても粗かったり小さかったり、、)

ここだけの話、しっかり探せば見つかりますので是非探してみてほしいものです。

 

「THIS IS NOT THE END. YOU WILL SEE THE REAL "COWBOY BEBOP" SOMEDAY!」

 

youtu.be